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丸亀城は丸亀市民や周辺の人々の散歩や休養の場所として終日にぎわっています。 城は標高66mの亀山にあり、天守と大手門は国の重要文化財に指定されている。 また、御殿御門も往時の姿のまま残っています。 大手三層・搦手四層の石垣は、その高さと扇の勾配の調和が美しく、日本一の石垣との声が高い。 内堀以内は史蹟に指定されており、石垣などと共に、広い森があります。 この森は自然の山林をお城にふさわしいように育てたものであります。 深い森は、城の風格を表わすとともに、城内の様子を外部から見えなくするためのものであります。 昔の人々が大切に育てた城の森は、現代の我々が大切にまもっていかなければなりません。 丸亀城には200年を越えるであろう大木が多く生育している。 香川県内には、古い森林は殆どなくなってしまいました。 丸亀城の森は、貴重な県民の財産であります。 この写真集は三年余をかけて、城の四季を撮影したものです。 城の史蹟と森が一体となった人工と自然の美を味わっていただきたいと存じます。 平成21年1月 磯野 英則 |